溶接機運転での失敗談

溶接機運転での失敗談

最終更新日 2024年3月29日 by biburi

建設機械を運転していると誰しも一度は危ない思いをした事が有ると思います。

個人的には大きな事例としては、バックホウの運転で転倒を一度、転倒未遂複数回、水没を一度経験しました。

転倒は車両系建設機械の技能講習を終えて間もない頃だったと思います。

生コンをホッパーで打設中にアームを一番伸びた状態で旋回中、勢いが少し付いた瞬間、機体がゆっくりと傾き、そのまま真横に転倒しました。

原因は生コンをホッパーに入れ過ぎていた事が一つ、そして足元のクローラー先端部分に、使用されていないヒューム管が有り、それが割れた事により、転倒してしまいました。

いずれにしても、アームは延ばして重量物を吊り下げて先回するのは今の小型移動式クレーン仕様のバックホウでは操作に制限が掛かっていた事でしょう。

クレーン仕様のバックホウが無い時代では、このような用途外使用は自覚無く行っていた方も多かったのではないでしょうか。

この時は幸い、相番の作業員が上手く退避したのと、オペレーターの自分はキャビンから比較的落ち着いて脱出する事が出来、バックホウが一番の被害者となっただけで済みました。

バックホウは0.25クラスでした。

その後も機械は色々変わりながら運転は行いましたが、細かいヒヤリハットは多く経験しました。

1トンクラスの小旋回機を法面で傾斜の状態で運転していた時は、これも旋回中に斜面を転げ落ちそうになりました。

幸いこの時はバケットを斜面につっかえる事が出来たので、かなり前倒れ状態では有りましたが、転倒はせずに済みました。

この時は普通はつっかえとなる排土板も効果無いほど傾斜していました。

小旋回機は機体をコンパクトにするのに前後長が短いので、斜面ではこのような事になりやすいのかと思います。

かといって、標準ボディーの機体がバランスを取りやすいとも限りません。

それが、次の水没事件となります。

これは河川の工事中、右岸と左岸を何度も往復している時に起こりました。

大きさは0.75クラスのバックホウです。

作業中どうも水深が徐々に深くなっているような気がして機体を停止させませた。

すると機体が傾き姿勢を水平にしようとバケットを河床に付いて機体の傾斜を立て直しました。

そうすると、徐々に水面が上がり、キャビン外部が水中に浸かり、水槽を見ているような状態となりました。

その後も機体の脱出を図るべくバケットで河床をつかんで引き上げようとしましたが、座席下に有るコンピューターユニットが水没し、徐々に機体の動きが制限され、最後はエンジンも停止してしまいました。

周囲のオペレーターと作業員による懸命の救助活動によって、バックホウの脱出には成功しましたが、エンジン内部にも浸水し、細かい草の切りくずなどのゴミがエンジンルーム内部にも詰まっていました。

原因は、機体を停止させた時に河床の砂がクローラー下側から徐々に抜けていき、カウンターウェイトの重みで機体が傾斜、もがいている間にさらに河床の沈下が加速したという結果でした。

この時も被害はバックホウのみで済みましたが、痛い経験では有りました。

 

 

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